地域医療日誌

変化しつづける地域でともに悩み、考える医療

やはり抗精神病薬は安全ではなかった?

せん妄の治療には抗精神病薬がよいですか? - 地域医療日誌 につづきます。 セロクエルも? システマティックレビュー(2016年, El-Saifi) *1 セロクエルで死亡が多い 原因検索や非薬物療法を試みるのが基本 セロクエルも? 抗精神病薬の話題のついでに、20…

せん妄の治療には抗精神病薬がよいですか?

質問 せん妄には抗精神病薬がよいですか? やはりリスパダール、セレネース? ランダム化比較試験(Agar, 2017年) *1 リスパダール、終末期患者ではプラセボに敗北 さらに有害事象も心配 せん妄に対する治療について、最近気になる研究がいくつか発表されて…

AYA世代特有の課題とその支援

AYA世代とは? AYA世代特有の課題 AYA世代のがん対策 AYA世代とは? 先日、自らが胃がん治療経験者でもあり、AYA世代と呼ばれる15~39歳のがん経験者を支援する活動をしている方にお話をうかがう機会がありました。 ところで、AYA世代ってどこかで聞いたこと…

チーズは体によくないですよね?

公開日 2017-6-9, 最終更新日 2017-6-13 *1 質問 乳製品は体に悪くない、という記事を見ましたが、本当のところはどうなんですか? 久しぶりのエビリク チーズは心血管疾患のリスクか? 論文をさがせ メタ分析(Guo, 2017年) *2 発酵乳製品、とくにチーズが…

反論も科学的に

いわゆる「医療否定本」について 反論は感情論ばかり 解熱薬で症状は長引く いわゆる「医療否定本」について ちょうど記事を書いたばかりのタイムリーな話題だったので、書いておきたいと思います。端緒となったのはBLOGOSのこちらの記事。 「医療否定本も抗…

放っておくことは思いやりですか?

「思いやり」という不思議な力 プラセボ群の予後 「思いやり」という不思議な力 地域医療ジャーナル 2017年6月号を発行しました。会員制のウェブジャーナルですが、記事も充実しておりますので、ぜひ読者登録の上、お読みいただければと思います。 cmj.publi…

エビデンスを知ったところで無力ですよね?

処方決定権という壁 処方に関係ないことならできる 処方の際にはぜひ質問を このブログで何ができるようになりますか? - 地域医療日誌 について、もう少し考えてみたいと思います。 処方決定権という壁 例えば、自分のかかっている病気に対して、ある治療に…

高齢者の睡眠時間は7時間前後が長生き

睡眠時間と総死亡の関係 メタ分析(da Silva, 2016年) *1 長くても短くてもダメ 睡眠時間と総死亡の関係 最近、なぜか睡眠関連の記事が多くなっていますが、今回も睡眠について。それも睡眠時間と真のアウトカムである総死亡や心血管死亡との関係について検…

犠牲で成り立つ地域医療を変えるひとつのモデル

へき地の複数の診療所を複数の総合医が支える 一人の犠牲ではなくネットワークで支える 幅広い診療ができる医師がカバーする 地域医療に関する記事の紹介です。 「地域医療日誌」というブログ名から、これまでこのような記事を期待して来られた方も多かった…

かぜは寝て待て

質問 かぜで医療機関を早めに受診したほうがよいですか? かぜをひいても何もする必要はありません こんなときには医療機関の受診を エビデンスは? まずはやってみよう かぜをひくと早めに市販薬を準備したり、医療機関を受診したりする人がたくさんいます…

このブログで何ができるようになりますか?

ブログで何ができるようになるのかなんて考えてなかった このブログでできること 1.もう少し健康を気にかけずに暮らせるようになるかもしれません 2.その理由や判断材料がはっきりします 3.エビデンスをどう使うかが身につきます ブログにも参考になる…

基本研修ハンドブックが5年ぶりの改訂

本の紹介です。 ぼくも少しだけ関わっておりますので、宣伝という形になります。 興味ある方は、ぜひともクリックを(笑)。 日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 作者: 日本プライマリ・ケア連合学会 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 2017/…

7年猶予で本当にいいですか?

無益性の拡大解釈のゆくえ - 地域医療日誌 につづきます。 ブラックな医療業界 過重労働を政府が追認 応召義務とは 医師は例外に 医療業界は努力が足りない 医療現場の過重労働と無益性の拡大解釈 ブラックな医療業界 すでに限界に達している医療現場。これ…

あらためて、癒しとは何か?

癒しとは何か 癒し手の3つの特徴 癒しの定義 失われた医療の社会的役割 3つの特性を取り戻すべきか 癒しとは何か これまで「医療と癒し」について、まるで特集のようにこのブログに思うことを書き綴ってきました。その時々に考えたことを思うままに書いて…

過ぎ去ってからわかることってたくさんあるんだ

先日、地域医療ジャーナル 2017年05月号 vol.3(5)「過ぎ去ってからわかること」を発行しました。 cmj.publishers.fm 今月号から、ホスピス緩和ケアを専門とする米国認定音楽療法士の佐藤由美子さんから、ご寄稿をいただくことになりました。(経緯は編集後記…

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