地域医療ジャーナルも3年目へ 連載「かぜの研究」ではプラセボが話題に ハチミツの効果 プラセボの効果 無益な治療はなくならない 地域医療ジャーナルも3年目へ 告知というか、宣伝です。 2015年から「地域医療ジャーナル」というウェブマガジンを運営して…
なつかしい音色と顔 10年たったぼく 医療をどうしたいとか、どうでもよかった なつかしい音色と顔 タバコの煙が漂うカフェの店内に、なつかしいピアノの音色が流れています。 10年前に思いを馳せているのは、偶然フェイスブックのタイムラインに流れてきた幼…
短絡的な解決を期待する時代 またも翻訳本が出版 癒し手であれ 本の紹介です。今回ご紹介するのはこちら。 医の知の羅針盤 良医であるためのヒント 短絡的な解決を期待する時代 せわしなく動いていると、じっくりと時間をかけて何かに向き合うということがで…
コホート研究(Xie, 2017年) *1 PPIで総死亡が25%多い PPI投与期間が長いと総死亡多い 原因はまだわかっていない 逆流性食道炎や消化性潰瘍でよく使われている、プロトンポンプ阻害薬(PPI)に関するネガティブデータが徐々に出てきています。 最近、BMJ Op…
医療法の一部改正 ホームページの規制が追加された 医療法の一部改正 2017年6月14日、「医療法等の一部を改正する法律」が厚生労働省医政局長から公布されました。そのなかに「医療に関する広告規制の見直しに関する事項」が含まれていますので、取り上げて…
サービスで忙しい 夢を実現できるサービスを 備忘録です。あるワークショップで考えさせられたこと。 サービスで忙しい 介護保険サービスが充実し、高齢者は毎週いろいろなサービスのスケジュールで動いています。たとえばデイサービスやデイケア。 サービス…
3千万人の調査から システマティックレビュー(Aune, 2016年) *1 総死亡が少ないのはBMI 24-27.5 結論はほぼ決定的か 3千万人の調査から 身長と体重から算出する指標 Body Mass Index (BMI)と総死亡の関係については、これまでもいくつか取り上げてきまし…
質問 アルカリイオン水でがんが治りますか? アルカリイオン水のサイトは全滅 たったひとつの論文 システマティックレビュー(2016年, Fenton) *1 該当論文なし アルカリイオン水のサイトは全滅 がんの代替療法、巷ではよく話題になっているテーマでしょう…
質問 テニス肘なんですけど、湿布でいいですか? 外側肘痛に鎮痛剤 メタ分析(2013年, Pattanittum) *1 質の低い研究しかなかった 肘の痛みがつづく女性。典型的なテニス肘(上腕骨外側上顆炎)の所見でした。 別にテニスをするわけでもない、と診断名を聞…
横につながる水平展開 地域医療ジャーナル NAVERまとめ 横につながる水平展開 最近、薬剤師グループの貢献もあって、EBM界隈のネット情報源がふえてきていると実感します。 臨床上の疑問を信頼できる情報源から調べることは基本中の基本ですが、そうした基本…
総死亡で検索したいが・・・ 論文がない がん検診のあり方に関する検討会 5件のコホート研究 総死亡で検索したいが・・・ 胃がん検診が話題になっています *1 胃X線検査は長年行われていますが、効果はどの程度確認されているのでしょうか。 いい機会ですの…
質問 プロトンポンプ阻害薬を長年飲んでいたほうが、食道がんになりにくくなるのでは? メタ分析(2014年, Singh) *1 PPIで食道腺がん+高度異形成が71%少ない メタ分析(2017年, Hu) *2 PPIに効果なし 結論が変わった理由 このような質問を受けました。さ…
質問 じんま疹の原因は何ですか? 全体の12-22%の人が経験 30-50%は原因不明 じんま疹以外の病気 ヒスタミン中毒 全体の12-22%の人が経験 一生のうちで、何らかのじんま疹に見舞われる人は12-22%といわれます。案外、経験している人は多いものです。突然、あ…
やはり抗精神病薬は安全ではなかった? - 地域医療日誌 につづきます。 入院中のせん妄予防 ランダム化比較試験(Hatta, 2014年) *1 ロゼレムでせん妄が91%少ない 入院中のせん妄予防 入院時のせん妄の有病率は11-33%、入院中のせん妄の発症は高齢者の3-56…
せん妄の治療には抗精神病薬がよいですか? - 地域医療日誌 につづきます。 セロクエルも? システマティックレビュー(2016年, El-Saifi) *1 セロクエルで死亡が多い 原因検索や非薬物療法を試みるのが基本 セロクエルも? 抗精神病薬の話題のついでに、20…