地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

かぜ

診療所も変わった

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって、社会全体が大きく変革しようとしています。ひとつの時代が通り過ぎたようです。 医療の姿も大きく変貌しました。ここでは、診療所における診療の変化について、書いておきたいと思います。

忘れられた病気、レミエール症候群

レミエール症候群とは、フソバクテリウム・ネクロフォーラムによって扁桃炎などの先行感染から内頸静脈の血栓性静脈炎へ波及する、きわめてまれな合併症です。

小児のかぜ、ローカルガイドラインを出版

地域医療編集室 電子書籍制作チームからのご案内です。このたび、地域医療編集室としては初の電子出版を行いました。

電子カルテには指示されたくない?

地域医療ジャーナル 2018年4月号の連載記事「かぜに抗菌薬」は本当になくせるのか? のつづきを書いてみました。

鎮痛剤で心筋梗塞が19%多くなる

鎮痛剤で心筋梗塞が19%多くなるという、観察研究のメタ分析があります。

医療の怖さは目に見えない

ベイズの定理でインフルエンザの診断を考える - 地域医療日誌 のつづきです。 流行状況は主観? メタ分析では感度62% メタ分析(Chartrand, 2012年) *1 感度54%というメタ分析も メタ分析(Merckx, 2017年) *2 ここまでのおさらいです。 診断は確率である…

かぜには薬よりハチミツやプラセボ?

地域医療ジャーナルも3年目へ 連載「かぜの研究」ではプラセボが話題に ハチミツの効果 プラセボの効果 無益な治療はなくならない 地域医療ジャーナルも3年目へ 告知というか、宣伝です。 2015年から「地域医療ジャーナル」というウェブマガジンを運営して…

反論も科学的に

いわゆる「医療否定本」について 反論は感情論ばかり 解熱薬で症状は長引く いわゆる「医療否定本」について ちょうど記事を書いたばかりのタイムリーな話題だったので、書いておきたいと思います。端緒となったのはBLOGOSのこちらの記事。 「医療否定本も抗…

かぜは寝て待て

質問 かぜで医療機関を早めに受診したほうがよいですか? かぜをひいても何もする必要はありません こんなときには医療機関の受診を エビデンスは? まずはやってみよう かぜをひくと早めに市販薬を準備したり、医療機関を受診したりする人がたくさんいます…

かぜに抗菌薬が処方されなくなっている?

特定の抗菌薬使用量を2020年までに半減 抗菌薬はすでに現場では使われてない? 他の調査では40-60%、過半数が第3世代セフェム かぜに対して抗菌薬の効果があまり期待できないことは、このブログの読者のみなさまはすでにご存知かと思います。 今回はそのエ…

ハチミツという甘い処方箋

質問 ハチミツって処方できるんですか? 咳にハチミツは有効 薬としてのハチミツ 咳にハチミツは有効 小児の咳にハチミツが効果があることが、いくつかの研究から明らかになっています。(主に2歳以上。1歳未満には乳児ボツリヌス症 *1 の危険があるため与…

ヴェポラップはぜんそくの咳にも使えますか?

質問 ヴェポラップは子どもの咳に効くようですが、ぜんそくの咳にも効きますか? ヴェポラップは咳に効く 地域医療ジャーナル10月号 ランダム化比較試験(Paul, 2010年) *1 喘息のヴェポラップ論文はあるか? ヴェポラップは咳に効く 地域医療ジャーナル10…

ペラルゴニウム シドイデスはかぜに効果がある?

2007年のランダム化比較試験から 2013年にメタ分析が発表 メタ分析(Timmer, 2013年) *3 ペラルゴニウム シドイデスはかぜに効果がある? 2007年のランダム化比較試験から 2007年のランダム化比較試験(Lizogub, 2007年)*1*2 に関する記事 効果が証明され…

かぜ薬、5年間で死者12人

2012年の情報ですが、季節がらかツイッターで反響が大きかったので記事にしておきます。 “総合感冒薬の12例、解熱鎮痛消炎薬の4例、漢方製剤の2例で死亡が報告。”これは問題に鳴らないのか? / “【健百】市販薬による副作用、5年で1,220件―風邪薬がトップ | …

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