地域医療日誌

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地域医療日誌

変化しつづける地域でともに悩み、考える医療

積極的治療か緩和ケアか?

終末期の迷い メタ分析(Reljic, 2017年) *1 がん終末期患者の予後 どちらを選択するのか 終末期の迷い どこまでも治療をつづけたほうがよいのか、それとも緩和ケアに舵を切ったほうがよいのか、それとも・・・。終末期が近づいてくると、本人そして家族に…

忘れたい記憶を美しい記憶へ

強い物語が記憶を改変する 音楽も記憶を改変する? 記憶の改変が癒しにつながる? 強い物語が記憶を改変する ツイッターで偶然流れてきたひとつのツイートから刺激され、少し考えが整理されつつあるような気がします。 とりとめもないかもしれませんが、書い…

役割があると思うからつらくなる

告知記事です。 届きにくい世界とそのかすかな声 医療者の盲点 役割をいったん捨ててみる EBM実践はじめの一歩 届きにくい世界とそのかすかな声 地域医療ジャーナル 2017年03月号 vol.3(3) を配信しました。月刊ウェブマガジンですが、毎号充実した連載記事…

がんにも音楽は効きますか?

音楽のチカラ シリーズ、さらにつづけます。 メタ分析(Bradt, 2016年) *1 不安や痛みに対しては効果あり 今回はがん患者に対する効果について。 最近のコクランがありましたので、ご紹介します。 メタ分析(Bradt, 2016年) *1 研究の概要 がん患者が、音…

音楽は終末期の痛みにも効きますか?

音楽のチカラ シリーズ、まだつづきます。 これまでわかっていること システマティックレビュー(McConnell, 2016年) *1 終末期の痛みは少ない これまでわかっていること 今回は終末期の音楽療法についてです。 論文の紹介の前に、これまでわかっていること…

音楽でよく眠れるようになりますか?

音楽のチカラ シリーズ、さらにつづきます。 メタ分析(Jespersen, 2015年) *1 音楽は効果がありそう 今回は睡眠障害に対する効果についてです。 音楽を聞くことは眠り薬として広く使われているようですが、その効果ははっきりしていなかったようです。 音…

音楽で認知症がよくなりますか?

音楽のチカラ シリーズ、さらにつづきます。 認知症に対する効果 メタ分析(Zhang, 2016年) *1 音楽で認知機能は改善しなかった 認知症に対する効果 音楽の癒し効果について、さらにつづきます。 今回は認知症に対する音楽療法の効果を検討した研究です。 …

音楽で手術前の不安をやわらげられますか?

薬としての音楽 メタ分析(Bradt, 2013年) *4 手術前の不安は少なくなるかもしれない 薬としての音楽 医療と癒しについて、少し調べていきたいと思います。 音楽の癒し効果については、医学論文でよく取り上げられることがあります。ざっと調べてみました。…

最期まで自分らしくあるために

「医療と癒し」の話題がつづきます。 まるで日本版キュブラー・ロスのような指南書 死にゆく人も自分らしく 音楽の力 誰も人を癒せない 本の紹介です。 先日ご紹介した音楽療法士 佐藤由美子さんの新刊 (116)死に逝く人は何を想うのか 遺される家族にできる…

「ラスト・ソング」が終末期の患者を癒すのではない

癒しとは何か、医療と癒しの違和感について考えているときに偶然見かけた記事について 医療文脈からの卒業 - 地域医療日誌 に書きました。今回はこのつづきです。 音楽療法士と医療の癒し 緊迫した最期にラスト・ソングという癒し ヒーラーとしての医療者 あ…

一枚の絵であっても人を癒すことができる

癒しとは何か 「最後の一葉」から 癒しとは、ベアマンさんの絵のようなもの 癒しとは何か 癒しとは何か。「医療と癒し」について考える前提として、ここは避けては通れない問いです。 主観的な概念だと思いますので、まず自分なりの解釈について、少し考えて…

医療文脈からの卒業

看取りの違和感から 医療文脈からの決別 冷酷な医療とあたたかな癒し 看取りの違和感から ちょっと興奮気味に書いています。 あまりの絶妙なタイミングに、完全に眠れなくなりました。 発端となった記事はこちら。音楽療法士の佐藤由美子さんが書かれていま…

医療と癒しについてさらに思索を進めたい

医療と癒し ヘルスケアの商品化と分業化が何をもたらしたか 冷酷なエビデンス あちら側の世界 医療が人を癒そうなんて思わないで ここまでのまとめ 医療と癒し 一冊の本を紹介した2016年のブログ記事を発端にして、「医療は人を癒せるのか」はぼくにとってひ…

「医療は人を癒せるのか」に関する6つの考察

地域医療ジャーナル企画特集号が配信 癒しに関する関連記事 ウェブマガジンの紹介です。 地域医療ジャーナル企画特集号が配信 ぼくが発行責任者をつとめる「地域医療ジャーナル」、2016年10月号は注目の企画特集「医療は人を癒せるのか」が配信されました。 …

医療は人を癒せるのか?

地域医療ジャーナルについて 秋の特別企画 新たな査読プロセス構築に向けて 地域医療ジャーナルについて ぼくが編集者(発行責任者)となっているウェブマガジン「地域医療ジャーナル」(2015年3月創刊)はすでにみなさんご存知のことと思います。 cmj.publ…

冷酷なエビデンス、あたたかな癒し手

癒しについてさらに考える エビデンスの冷酷さに向き合う こちらの記事のつづきになります。 www.bycomet.tokyo 癒しについてさらに考える バーナード・ラウンさんの本を入手しました。古い本ですが、原著と日本語訳です。これまでのぼくの医療の姿勢をふり…

そして癒し手は誰もいなくなった

癒し手としての医者 - 地域医療日誌 につづきます。 忙しさと癒しの両立 産業構造の変化と医療 医療の産業化で行き着くところ 忙しさと癒しの両立 今年のゴールデンウイークは連休がとれ、少し仕事から離れてお休みできています。 診療所では感染症や花粉症…

癒し手としての医者

医者は今でも癒し手か? 本当に恥ずかしい話なのですが、(というか、たまにこういうことを経験するのですが、)原著を買って手にしたものの、いつか読むだろうと「積んどく」した本。 数年たって、今度は日本語訳が出版されてしまいました。 ということで、…

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