地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

はじめから夢をみるのではない

 新年あけまして、おめでとうございます。  

 旧年中はこれまで以上に多くの方々に当ブログへお越しいただき、感謝しております。

 本年もまたご愛顧いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

 

 それでは今年もさっそく、始めたいと思います。

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継続は力なり?

 ぼくは、小学生時代からずっと誤解していたことがあります。「継続は力なり」というコトバです。

 

 つづけていると、そのうちいつかは芽が出てきて救われる、努力は報われる、という意味だと理解していたのですが、きっと違いますね。

 努力しているうちに、違った世界が見えてくる、ということではないか、と。

 

いつのまにかプロになる

 プロはいきなりプロになるわけではありません。ここでは、プロは専門家と置き換えてもかまいません。

 もちろん、天才的な才能をもち、最初からプロの道を歩む人はいるでしょう。しかし、多くの人はそうではありません。

 正攻法という道がない中、さまよいながら歩き、だんだんプロになっていくものでしょう。

 

 毎日を積み重ねていくこと。同じことを毎日やっているうちに、ある日突然、別の新しい世界の入り口が開かれる。さらにその道を進んでいくことで、気がつけば強い分野ができていた、というものではないでしょうか。

 強い分野をつくるために努力するわけではなかったのです。訓練しているうちに、思いもよらなかったところが、強くなっていくものでしょう。

 

 長い道のりを、長いトンネルを、一体何のために黙々と歩いているのだろう。そう思うことがあっても、きっと前に進んでいるはずです。

 そして、いつか新しい道がひらけてくるでしょう。そう信じて、続けていきたいと思います。

 

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 お正月にゴロゴロしてテレビをみていたら、所ジョージさんがCM「大人エレベーター」で同じようなことを語っていました。

 

 はじめから夢をみるのではない、何かやってて夢がみえてくるものだ、ということでしょう。そうなんですよね。

 

抱負のようなもの

 そんなことを言っておきながら、地域医療日誌、そして地域医療ジャーナル(事業)として、取り組んでいきたいことを、今年の抱負としてここに書きとめておきます。

  • さらにコンテンツを充実させ「発信力」を高めること。
  • 関連サイトの充実と相互の「連携」をさらに強化すること。
  • 学術のあり方に一石を投じる「挑戦」をすること。
  • どのような方向へ活動を「展開」していくのか明確化すること。
  • 周辺領域(Elephant in the Room など)の「探求」を前進させること。

 

 構想のまま立ち止まっていた企画や滞っていた活動も、少しずつ進めていきたいと思います。(そして実際には、この計画とはちがうところから、何かが飛び出してくるかもしれません。)

 

楽しくないことも伝えたい

 半年前に書いた記事をふりかえってみました。

www.bycomet.tokyo

 壁に突き当たったとき、続けることがキツイと感じたときには、楽しさをつたえたい、こうやって乗り切ってきたように思います。

 つづけることは重要です。

 しかし、楽しく書けることばかりで埋め尽くされるブログはいかがなものだろうか、と考えるようにもなっています。

 

 伝えにくいこと、楽しくないことでも、書くべきことは書いていかなければならないのではないか。そんな少し前向きな気分で、今年は取り組んでいきたいと思います。

 

 これからも、どうぞよろしくお願いします。

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