Kindle unlimitedの衝撃
図書館の価値を再認識したのはつい最近のできごと *1 でしたが、世界が一変するような強力なサービスがはじまりました。
なんと月額¥980で12万冊以上が読み放題、さらに30日間は無料体験が可能です。
さっそく活用しています。二日で5冊よみました。
10冊ずつ手元に置けるようになっており、いよいよ、Kindleが移動図書館になったイメージです。
12万冊の図書館
本の種類はともかく(これからもさらに充実するでしょうから)、12万冊が読み放題というのは、どの規模くらいの図書館になるでしょうか。
こちらを調べてみました。
国立国会図書館東京本館では2500万冊、大阪市立中央図書館で191万冊となっております。おびただしい数の本ですね。
ぼくがたまに利用する武蔵野プレイスでは、14.5万冊となっています。あの図書館、かなり蔵書多いですよ?
それなのに、Kindleでは12万冊がすぐに閲覧できる、と。移動図書館ならぬ、まさしくてのひらに図書館という夢が実現しています。
洋書に至っては、120万冊以上(!)という驚くべき本です。
欲を言えば、あとは辞書や新聞が入ると最強でしょうか。まあそれも時間の問題でしょう。
これからも、どしどし活用していきたいと思います。
やはり本が売れなくなったのか
書店が冬の時代を迎えているようです。古くからあった中小規模の書店や大型書店まで、店じまいをする書店が目につきます。
カフェを併設したり雑貨などを売ったり、生き残りをかけた多角化戦略もよくみかけるようになりました。
本が売れない時代、いよいよ実生活にもわかるような影響が出てきていました。
Kindle unlimitedの登場で、さらに追い打ちをかけて本が売れなくなるのではないか、心配です。
それでも専門書は売れる?
それでも専門書はまだ売れているようです。他のものには代えがたい、本ならではのメリットというものがあるのでしょう。
ぼくは、専門書についてはやはり本がいいと思います。電子書籍を買ってみましたが、うまく読み進められませんでした。
なにかいつもと勝手がちがい、理解も深まらなかった印象です。
やはり、電子媒体でいいものと、どうしても本のほうがいいものがあるように思えます。さらに棲み分けが進むことでしょう。
地域医療文庫
これからは巷で専門書を扱う書店が少なくなっていくでしょう。「紙の」本紹介という情報に、一定の役割が生まれてくるのではないでしょうか。
そこで、当ブログでは新たに「地域医療文庫」というカテゴリーをつくり、これからも紹介していきたいと思います。
過去の関連記事、これまでの「本の紹介」はこちら。
68本もの記事がありました。意外にも多かったです。