地域医療日誌

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忘れたい記憶を美しい記憶へ

 
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強い物語が記憶を改変する

 ツイッターで偶然流れてきたひとつのツイートから刺激され、少し考えが整理されつつあるような気がします。

 とりとめもないかもしれませんが、書いてみます。

 内田樹さんが村上春樹さんの作品について書いた一文のようです。

 

 おそらく「村上春樹にご用心」か「もういちど村上春樹にご用心」あたりの引用ではないかと思います。

 ここに、癒しの本質が書かれていることが、直感的にわかりました。

 

 強い物語は記憶を巧みに改変し、偽りの記憶を作り出す。このことによって、過去の嫌な記憶から解放させてくれる。

 

 なるほど、これが物語のもつ癒し効果の実態なのかもしれません。

 

音楽も記憶を改変する?

 音楽も同様の性質をもっているように思います。フィクションと音楽は構造が似ているのではないか、とかねてから考えていましたが、なんとなくしっくりきます。

 

 強い音楽も記憶を巧みに改変し、偽りの記憶を作り出す。このことによって、過去の嫌な記憶から解放させてくれる。

 強い音楽によって偽りの記憶を作り出すことができたら、癒し効果を発揮できるはずです。

 

記憶の改変が癒しにつながる?

 忘れたい記憶を、美しい記憶へ。偽りであっても、記憶を巧みに改変することができれば、癒しにつながることでしょう。

 

 物語の改編という表現なら、ナラティブ・セラピーということになるのでしょうか。

 関心を別のものに置き換えるというコトバで表現すれば、構造構成主義の範疇ということになるのかもしれません。

 

 癒すことができるのは、本人だけ。

 記憶を改変できるのも、本人だけ。

 

 一連の考察が、だんだんつながってきたように思います。そして、少しずつ癒しの本質に近づきつつあるように感じています。

 

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