地域医療日誌

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地域医療日誌

変化しつづける地域でともに悩み、考える医療

読者との距離感を意識する(アンダーライン)

5. 外からの脅威に関すること 4. 医療の負の側面に関すること 日誌
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WELQの一件から

 医療情報に関するブログやウェブマガジンなどを運営しているぼくにとって、昨年のあの一件の報道はちょっとした事件でした。

 そのことについてはブログに書いていますので、こちらをご覧ください。

www.bycomet.tokyo

 この記事は、DeNAのキュレーションサイト「WELQ(ウェルク)」に対してメディアが一斉に批判した姿勢について、自らのメディアのあり方はどうなのか? 同類ではないのか? と異議を唱えた主旨となっております。(その主旨がうまく伝わっている自信がありませんが。)  

 

 朝日新聞の「天声人語」から端を発した記事でしたが、最後はこのように結びました。  

 注目されればよい、宣伝になればいい、どんなものでも売れさえすればいい。もうそんな時代はこりごりです。
 情報も量より質を追求する時代が、もうすぐ到来するはずです。
 医療情報には、とりわけ高い信頼性が求められます。だからこそ、ぼくらの役割があると確信しています。

あの事件からメディアの姿勢を考える - 地域医療日誌

 

 医療情報を適切に出していこう、と決心したところでしたが・・・。

 

またも朝日に

 このブログ記事を公開したあとで、図らずもまたあの朝日新聞に「まとめサイト、広告ありき-履歴を重宝、好み分析」という見出しの記事 *1 が掲載されました。

 このなかで、ネット投稿を監視する専門家からのコメントが掲載されていました。

「病気について医師に聞けば対価は当然。情報がタダなら理由があると考え、参考に留めるのも大事」
(イー・ガーディアン(東京)の佐伯朋嗣取締役)

 

 まあそうですよね、一理あります。

 医療機関を受診して相談すると、診療報酬が発生しています。つまり、情報は有料で提供されることになります。

 ネットに氾濫している情報はタダで得られますが、それなりの理由があるはずだから信用すべきではない、といった論調でしょう。

 

タダより安いものはない?

 タダなら信用すべきではない、というのはひとつの目安にはなるでしょう。しかし、必ずしもその基準だけでは情報の信頼性を判断することはできません。

 タダでも有益な情報はありますし、有料だから信頼できる、ということでもないでしょう。

 

 少なくとも、ぼくのブログの情報はタダで提供してきました。そのほうが情報を広く、たくさんの人に伝えることができると考えているからです。

 

 しかし、タダで提供されている医療情報には価値がない、信用できない、と一部の人には見られている可能性があることを理解しました。もちろん、それには全然納得がいきませんが。

 さらに、情報は有料という考え方には、どこか組織的な論理の臭いがします。診療報酬は医療の取り決めのひとつですが、医療情報は有料とすることで何かが守られているわけです。(言いたいことはありますが、今回はこれ以上深入りしません。)

 

 それはともかく、それが時代の趨勢であるとするなら、情報の信頼性を高めるためにぼくのブログでも課金記事の試験導入をやってみようかと考えてみました。

 

タッチポイントをふやすなら距離感を考える

 そこでまず考えるのは、記事の差別化です。これまで、noteを利用したブロガーの事例を目の当たりにしてきました。

 同じものをいくつも作ったところで、量が多くなるだけ。そんなことに何の意味があるのが、疑問でした。

 

 そんなときに、ときどき著書やブログ、ツイッターをのぞいている鳥井弘文さんのブログ記事がたいへん参考になりましたので、ご紹介しておきます。

inkyodanshi21.com

有料課金モデルで高めるべきはコンテンツの「クオリティ」ではなく、「距離感」であるということです。

有料課金ユーザーにクオリティの高いものを届けたいは、作り手側のエゴ。

 

 読者や利用者との距離感ですね、なるほど。音楽アーティストのたとえがわかりやすかったです。 

 たしかに情報の質をどうにかしようと思っても、自ずと限界があるでしょう。距離感を変えるというところに、コツがありそうです。

 

inkyodanshi21.com

 

 情報の階層を意識する、ということは何となく考えていたのですが、よくまとめられており、すっきりしました。

Twitter・Instagram・Facebookなど各種SNSアカウント

ブログ・ウェブメディアの一般記事、他媒体のインタビュー記事

無料メルマガ

Podcast配信

電子書籍

有料メルマガ・note有料マガジン

有料オンラインサロン

各種リアルイベント

 もちろん上記で書いたもの以外にも、タッチポイントを増やす方法は色々とあると思うのですが、各階層(レベル)を意識しつつ、各階層ごとに多くても1つに絞るべきなのかなと。

 

 ぼくのブログ関連サービスでは、ツイッター・facebookとブログがあるだけで、メルマガもなく、偏っていたことがわかります。

 

 ぼくが運営している「地域医療ジャーナル」(このウェブマガジン自体は有料オンラインサロンということになるでしょう)では、ツイッター・facebook、ブログは記者のみなさんの本拠地ブログがあり、有料メルマガは登録会員には送られています。

 したがって、今後展開するとしたらPodcast配信、電子書籍、リアルイベントという方向になるでしょう。将来構想計画としてはまあ妥当だったのだろうということがわかります。

 

 他のサービスについても考えてみると、新たな発見があるかもしれません。

 

 はてなブログではメルマガや課金のしくみがありません。そこで、以前使ったことがあるnoteを、いよいよ本格稼働させてみたいと思います。

note.mu

 こちらもあわせて、よろしくお願いします。

 

*1:朝日新聞 2016年12月31日

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