地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

高齢者にとっても夢のある未来へ

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 備忘録です。あるワークショップで考えさせられたこと。

 

サービスで忙しい 

 介護保険サービスが充実し、高齢者は毎週いろいろなサービスのスケジュールで動いています。たとえばデイサービスやデイケア。

 サービスによって、高齢者で大きなリスクとなる孤立や廃用を予防し、生活機能を維持できるようになっている人も多いことでしょう。その役割を否定するものではありません。

 

 しかし、中にはサービスのスケジュールによって、本人がやりたいことや好きなことができなくなっている人はいないでしょうか。

 たとえば、旅行に行きたい、観劇したい、美容室に行きたい、パーティに参加したい。 

 もちろん、ADLや認知機能がまだある程度保たれている人、元気な人、さらには経済的に恵まれた人が対象になるでしょうか。

 

夢を実現できるサービスを

 高齢者のやりたいことや夢を実現できるような、きめ細かいサービスは、まだなかなか選択肢もなさそうです。

 いずれそうした需要も多くなるでしょう。

 こうしたサービスを運営・コーディネートするサービスマネージャーが登場しないでしょうか。

 

 社会全体に時間的・経済的にゆとりがないと実現できないかもしれませんが、高齢者にとっても、夢のある未来が待っているといいですね。

 

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