地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

認識の谷間に灯をともす

伝えたいこと? 楽しさを伝える わかりやすさの限界は中学で学んでいた ブログを開設して8年。これまでをふりかえりながら、地域医療日誌のあゆみ - 地域医療日誌 by COMET を書いてみて、考えたことを少し書き留めておきたいと思います。 伝えたいこと? …

認知症予防にサアミオンですか?

公開日 2014-10-19, 最終更新日 2016-08-29 質問 認知症予防に処方されたサアミオンは、このままずっと飲んでいたほうがよいですか? 残った脳代謝改善薬 サアミオンで認知症予防? メタ分析(Fioravanti, 2001年) *1 それから 残った脳代謝改善薬 1998年5…

人工知能で診断が変わる?

ホワイト・ジャック ワトソン 最近、人工知能を医療に活用した事例が報道されるようになってきました。 最新技術に大きな期待と関心を寄せながらも、人工知能に仕事を奪われるのではないか と、心穏やかではない、という一面もあることでしょう。 診断するこ…

検索者を想定した記事づくり?

検索者のニーズ? どんな検索語で来たのか リライトでアクセス増加? 検索者のニーズ? ぼくのブログにはGoogleやYahooなどの検索でたどり着いている人が多い、ということは以前から感じていました。 そして人気記事の第1位にはあまり変動がないことも、う…

点鼻ステロイドで 身長が低くなりますか?

喘息に対する吸入ステロイド 小児のアレルギー性鼻炎では ランダム化比較試験(Skoner, 2015年)*1 1年で0.45cm 喘息に対する吸入ステロイド 吸入ステロイドで身長が低くなるか? については、過去に記事にしています。 こちらをご覧ください。 www.bycomet…

小児の周期性発熱:PFAPA症候群

不明熱と周期性発熱 不明熱の定義 周期性発熱症候群 PFAPA症候群とは 参考になる情報源 PFAPA症候群の治療 ランダム化比較試験(Butbul, 2016)*4 メタ分析(Burton, 2014年) *5 不明熱と周期性発熱 周期性発熱の鑑別について考える機会がありました。この…

つぶやきカルテ入力

音声入力の時代到来? カルテ入力をつぶやきで 音声入力の時代到来? 何かいつのまにか、音声入力は大変優秀になっていました。 この記事も音声入力で書いています。 もちろん、まだ音声入力だけで文章のが完成することはありません。そもそも、句読点がつき…

研究者も不正行為が多い

科学は黄信号? 研究不正の本 赤信号だった! 科学は黄信号? 科学者の研究不正が問題となっています。国民の科学に対する信頼性は黄信号(赤信号?)が灯っています。 ノバルティスファーマ社「ディオバン」の一件や「STAP細胞」が話題となり、記憶にまだ新…

安かろう、良かろうの医療へ

医療費の高騰をどうするのか 安かろう、悪かろうとは限らない 医療費の高騰をどうするのか 週刊誌や新聞やテレビもそうですが、いいかげんな情報を垂れ流していることが目につきます。 いちいち反論している余裕もありませんが、これは解釈がまちがっている…

蚊に刺されて腫れたら薬を飲んだ方がよい?

質問 公園で蚊にさされてしまったのですが。 蚊に刺される人は増えている? 抗ヒスタミン薬は? ランダム化比較試験(Karppinen, 2002年) *2 治療としては使いにくい? 蚊に刺される人は増えている? 蚊が発生する時期になりました。公園など屋外で蚊に刺さ…

てのひらに図書館を

Kindle unlimitedの衝撃 12万冊の図書館 やはり本が売れなくなったのか それでも専門書は売れる? 地域医療文庫 Kindle unlimitedの衝撃 図書館の価値を再認識したのはつい最近のできごと *1 でしたが、世界が一変するような強力なサービスがはじまりました…

ASIAの診断基準について

ASIAはHPVワクチンで多く発生していた - 地域医療日誌 につづきます。 ASIAのQ&A ASIAの診断基準 Shoenfeldさんのレクチャー ASIAのQ&A 前の記事で紹介したシステマティックレビューには、症例選択の条件としてこのように書かれていました。 Shoenfeldの診断…

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