定期接種はじまる
2016年10月1日から、いよいよB型肝炎ワクチンの定期接種がはじまりました。
2016年4月1日以降に生まれた乳児が対象です。(残念ながら、それ以前に生まれた小児は従来通り、接種費用は自己負担となります。)
定期の予防接種の対象者1歳に至るまでの間にある者(ただし、平成28年4月1日以後に生まれた者に限る)とすること (令第1条の3関係)
1歳までに3回終了
ここで注意が必要です。
B型肝炎の定期の予防接種は、組換え沈降B型肝炎ワクチンを27日以上の間隔をおいて2回皮下に注射した後、第1回目の注射から、139日以上の間隔をおいて1回皮下に注射するものとし 接種量は毎回0.25ミリリットルとすること (実施規則第21条第1項関係)
1回目の接種から3回目の接種までには139日以上の間隔が必要ですが、それが1歳未満で完了していなければなりません。
4月生まれなら10月中には開始したい
たとえば、2016年4月1日生まれの乳児は、逆算すると2016年11月11日までに1回目の接種を終えていなければ、定期接種を完了させることが不可能となります。(追加接種は全額自己負担で行うことになります。)
ようやく定期接種化されたワクチンです。この機会をお見逃しなく。
詳細な情報はこちら
詳しくは、こちらの情報をリンクからご参照ください。
予防接種法施行令の一部を改正する政令及び予防接種法施行規則及び予防接種実施規則の一部を改正する省令の公布について
第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料 平成28年2月22日(月)
資料1-1~1-6 B型肝炎ワクチンの定期接種化について(PDF:743KB)
B型肝炎ワクチンの効果については、こちらの過去記事をどうぞ。