2012年の情報ですが、季節がらかツイッターで反響が大きかったので記事にしておきます。
“総合感冒薬の12例、解熱鎮痛消炎薬の4例、漢方製剤の2例で死亡が報告。”これは問題に鳴らないのか? / “【健百】市販薬による副作用、5年で1,220件―風邪薬がトップ | あなたの健康百科” http://t.co/FbfJXfrJPC
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2014年10月26日
この引用記事のもとになっている情報は、厚生労働省のウェブサイトに掲載されています *1。
医薬品の副作用は、薬事法に基づき製造販売業者または医薬関係者を通じて、直接厚生労働大臣に報告されます。
平成19年度から平成23年度の5年間に製造販売業者から報告された一般用医薬品の副作用報告数は合計1220例で、毎年250症例前後報告されています。
漢方薬でも死者2人
副作用症例数は、総合感冒剤(かぜ薬)404例、解熱鎮痛消炎剤243例、漢方製剤132例の順となっています。
そのうち死亡症例 *2 は合計24例あり、総合感冒剤(かぜ薬)12例、解熱鎮痛消炎剤4例、漢方製剤2例となっています。
詳細は安全性情報をご覧いただきたいですが、重要な情報と思われますので、ここで一部の表を引用させていただきます。
かぜ薬は症状が緩和されるだけ。のまなくても治ります。
市販品だからといって安全ということはありません。使用する場合には、リスクを承知の上でどうぞ。
*1:2012年8月29日 医薬品・医療機器等安全性情報293号(全体版) [1,246KB]
*2:これは製造販売業者からの報告数であり、医薬品による副作用と死亡との因果関係が不明のものも含んでいます。