いよいよ、今年最後の配信となりました。今年も100記事を超え、これで定期配信をはじめて3年が過ぎました。
ちょっと考えるところがあり、思うままに書いてみたいと思います。
テキストコンテンツの限界
コンテンツ型はしんどくなっています。作ったものはどんどん古くなっていきます。情報が溢れるなか、テキストコンテンツを量産していくことには、明るい展望や意義を感じにくくなってきています。
短いテキストやわかりやすい表現が消費され、長いテキストは敬遠されます。
乱立するコンテンツをうまく選びとって読んだほうが、情報収集においても効率的でしょう。
新しくテキストを生み出しつづけることに、どんな意味があるのでしょうか。
一体、オリジナリティとは何でしょうか。
あえてここで発信することの意味は何でしょうか。
しばし立ち止まって、考えてみたいと思っています。
分散型へ
中央集権型(一方向性の発信)よりも、分散型(周遊するネットワーク)が何かと重宝する時代となったのかもしれません。
分散型を目指して、ブログからウェブマガジン(地域医療ジャーナル)、そしてオンラインコミュニティ(地域医療編集室)へと進化してきました。
これからこの進化を、さらに加速させていきたいと考えています。
情報が現場で使えること
情報という英知が集積し、現場で使えるようになること。
これがぼくの活動の根源にある構想 *1 です。目指すものは、今も変わりありません。
まあ、これも大事なことですが、あえて行き先を定めないで漂流することも必要でしょう。それこそが、分散型の思考です。
これからも、「小さな世界」をたくさんつくっていきたいと思います。
変化するブログへ
2019年の「地域医療日誌」は、変化させていきます(たぶん)。定期配信は別の形にするかもしれません。
読者のみなさま、いつもありがとうございます。
ブログをただ同じようにつづけることには、あまりこだわっていません。ただ、常連読者のみなさんに見放されないよう、発信していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
*1:臨床現場で医療情報を活用できるツール(COMET)開発に関する構想(2003)