地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

かぜには薬よりハチミツやプラセボ?

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地域医療ジャーナルも3年目へ

 告知というか、宣伝です。

 2015年から「地域医療ジャーナル」というウェブマガジンを運営しています。

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 購読料がかかるのですが、読者のみなさまからあたたかいご支援をいただき、おかげさまで創刊3年目の夏を迎えています。

 この場をお借りして、感謝申し上げます。

 これからも、どうぞよろしくお願いします。

 

連載「かぜの研究」ではプラセボが話題に

 ぼくの連載は「かぜの研究」をテーマに、毎月ほそぼそと書いています。

 最近はプラセボについて取り上げています。

 まあ、発端といえば、かぜ薬の効果はないこと、咳に対しては薬よりハチミツのほうが効果があること、などの論文情報からはじまっています。

ハチミツの効果 

 ハチミツやハニーコーヒーの話題はこちら。

咳にはハチミツ? / 地域医療ジャーナル

 ハチミツの処方箋については当ブログ記事にしました。

ハチミツという甘い処方箋 - 地域医療日誌 

 ハチミツはどのくらい使ったらいいのか、という話題はこちら。

まだまだつづく、かぜの研究 / 地域医療ジャーナル

プラセボの効果 

 薬よりハチミツがいいくらいなら、プラセボ群では一体どんな経過になるのか、プラセボ自体には効果はないのか、といった展開となりました。

プラセボの予後からわかること / 地域医療ジャーナル

 ただ何もしなくてもいい、ということを受け入れられればいいんですけど。薬を出さないならプラセボでも、という考えはどうしても出てきます。

かぜにはプラセボでも効く? / 地域医療ジャーナル

無益な治療はなくならない 

 いずれにしても、自然に治ることがわかっているのに、なぜ無益な治療が繰り返されるのか、という根本的な問題は、いつまでたっても俎上に載ることはありません。

 不思議なことです。

 この問題については、さらに考えていきたいと思います。

 

 毎月末に定期配信しております。

 これからも「地域医療ジャーナル」をどうぞよろしくお願いします。

 

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