コンテンツからコミュニティへ
編集について学んでいます。「佐渡島庸平さんと考える本の未来 竹村俊助のnext editors taik vol.1」に参加しました。
株式会社コルク代表取締役の佐渡島庸平さんは、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの数多くのヒット作の編集を担当した編集者であります。
編集について学ぶにつれて、コンテンツに対する認識が変質しつつあります。これまでの認識が誤っていた、というか古すぎたということが明確になってきました。
コンテンツがどうか、ということは最も重要なこと「ではなかった」のです。
コンテンツをどう作るかということは、狭義の編集ということになるのかもしれませんが、デジタルコンテンツを含むような現在、もっと広く柔軟なとらえ方をすべきでしょう。
コンテンツ作りは重要なのでしょうけど、それだけで自分自身の心や行動、さらには人を動かすことが難しいことは、これまでの経験からも明らかです。
ビジネスはコミュニティ単位で
ざっとつぶやきを拾っておきます。ぼく自身のメモですが、何かお役に立てるヒントがあるかもしれません。
コラボによる客の交換でコミュニティを活性化する。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
コミュニティを広くとらえれば、ビジネスは完全にコミュニティ単位で成り立っている、という視点に納得できます。
いいコミュニティは入るのが難しくて出るのが簡単。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
そのコミュニティにどんな人が属しているのかは、きわめて重要なことです。
新聞も本もコンテンツの力じゃなかったんだな。コミュニティビジネスはつよい。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
情報にはそもそも価値がない。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
コンテンツは会話のために消費される。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
コンテンツや情報にはそもそも価値がない。言われるとそうかもしれません。コンテンツをどうするか、のみが重要なんですね。
音楽でおきた変化は5-6年で出版へ。
— 地域医療日誌 (@bycomet) 2018年4月25日
作品をつくる行為とコミュニティをつくる行為は同じ。
なるほど。音楽で何がおこっているか、わかるようになってきました。他のコミュニティから学ぶものは大きいですね。
「コラボ」や「対バン」はお客さんの交換という優れた戦略だったんですね。
コミュニティには熱狂と交換が必要なんですね。
業界という「閉鎖的なコミュニティ」にとどまることは、リスクになるでしょう。
大きな成長は、他のコミュニティと交わることによって生まれます。
腐っていかないためにも、外とつながっていこうと思います。
こちらもどうぞ。

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)
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