地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

高齢者フレンドリーな地域へ

 

 ほんの紹介です。

 認知症や高齢者についての地域活動について相談をはじめたところ、タイムリーに 認知症フレンドリー社会 (岩波新書) という本が発刊されました。

 いまのぼくにはしっくりくる本でした。

 

 つぶやきを紹介しながら、整理したいと思います。

 

 認知症を医療の問題ととらえず、もっと複雑な問題ととらえようという視点、とても重要だと思います。

 そのうえで、社会にはやさしさではなくフレンドリーさが必要、という主張は、とても理解しやすいものです。 

 

 

 認知症の不安を解消するには、医療やケアの充実も必要ですが、それだけではなく、認知症になっても安心して暮らせる地域社会のアップデートが必要ですよね。

 

 すでに動き出している活動もあるようです。とても参考になります。

 

 医療のなかでは解決できないことにも、積極的に病院の外へ出て、参加していく必要があると痛感しています。

 これは、認知症に限ったことではありません。

 高齢者フレンドリーな社会へ、地域全体がアップデートを迫られているような気がします。

 そして、それは高齢者のためだけではなく、地域社会に暮らすあらゆる世代にとっても、有意義なことのように思えます。

 医療の境界を越えて、複雑な問題に向き合う。これこそ地域医療の姿勢といえるでしょう。ひきつづき、取り組んでいきたいと思います。

 

紹介したほん

認知症フレンドリー社会 (岩波新書)

認知症フレンドリー社会 (岩波新書)

 
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