チームづくりを宇宙飛行士から学ぶ
コミュニティの中でチームをどう作っていくか、実際に動かしながら迷うことも多いのですが、Kindleでたまたま購入していたこの本が参考になりそうでした。
チームメイキングの段階での3つのポイントが紹介されています。
①チームのビジョンやミッション、目的と照らし合わせ、どのような人材が必要なのかを明確にする。
②表面的な多様性ではなく、文化や考え方、スキルといった内面の多様性に富んだメンバーで構成する。
③メンバーの個性や、チーム内の多様性を活かせるようなリーダーシップを発揮できる人材を入れる。
チームの目指すものに照らし合わせて人材を集める、リーダーシップを発揮できる人材を入れる、という点はよくわかります。
多様性については、「内面の多様性」に富んだメンバーで構成する、とあります。これはどういった意味でしょうか。
人種やジェンダーという「表面的な」ちがいではなく、文化・人生経験・スキル・考え方といった「真の」ちがいに着目すべき、とあります。
さらに、こうした内面の多様性に富んだメンバーではチームが不安定となり、空中分解してしまう危険性もありますが、それを回避するのが「リーダーシップ」なのだそうです。
なるほど。こうした多様なメンバーを入れていけばいいのですね。
多様なメンバーを束ねるのがリーダーシップであり、優れたリーダーシップによってすばらしいパフォーマンスを生み出す、ということでしょう。
チームの発達段階
さらに、チームの成長過程について、ひとつのモデルが紹介されています。
こうしたチームの発達段階を分析する際に活躍するのが、アメリカの心理学者、ブルース・W・タックマンが提唱した「タックマンモデル」です。
タックマンモデルでは、チームの成長には【形成期】【混乱期】【規範期】【達成期】 の「4つのステージ」があるとしています。
これはなんだかよくわかるような気がします。
形成期をすぎると、混乱期がやってきます。混乱期が訪れることはチームとして好ましいことなのですが 、ここでうまくマネージメントする力が問われるわけですね。
チーム運営する上で、参考になりそうなモデルです。
空中分解しないように、やっていきたいものです。
ちなみに、宇宙兄弟の公式サイトはこちら。