なつかしい音色と顔
タバコの煙が漂うカフェの店内に、なつかしいピアノの音色が流れています。
10年前に思いを馳せているのは、偶然フェイスブックのタイムラインに流れてきた幼なじみや元同僚の顔を見たからかもしれません。
2007年―確実に10歳若かったぼくが、当時考えていたこと。それは、今とは少しかけ離れた思いを抱いていたはずです。
10年たったぼく
実現した夢もあります。やりたかったことができている、そんな充実感を味わうこともあります。
まだまだ、もっと先があったじゃないか、という思いがよぎることもあります。
そんな大それたことはできないんだ。地道に前を向いて歩くしかない。無理はするな。それがぼくにできることだったのだ。そんな、心の声も聞こえてきます。
医療をどうしたいとか、どうでもよかった
これから医療をどうしたいとか、どうすべきだとか、そんなことはあまり大事なことではなかったのかもしれません。
それよりも、出会った人たちと、これからどのように関わっていくのかについて、もっとよく向き合いたいと思います。
ぼくが力になれるのか、なれないのか、それともじゃまになるのか、よくわかりませんが、医療やエビデンスという色眼鏡を通さない関わりについても、考えていきたいと思います。