3. 診断や治療についての疑問
かぜについての新しい医学的知見をふまえ、医療のかかり方について一緒に考えていきたいと思います。
かぜについての新しい医学的知見をふまえ、医療のかかり方について一緒に考えていきたいと思います。
かぜについての新しい医学的知見をふまえ、医療のかかり方について一緒に考えていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって、社会全体が大きく変革しようとしています。ひとつの時代が通り過ぎたようです。 医療の姿も大きく変貌しました。ここでは、診療所における診療の変化について、書いておきたいと思います。
インフルエンザを発症した12歳以上の患者がバロキサビル マルボキシル(ゾフルーザ)を1回服用すると、プラセボに比べて症状緩和までの時間が約1日程度早くなります。
アセチルコリンエステラーゼ阻害薬を処方されている人は総死亡が23%少なかった。
40点満点の嗅覚スコアが1点低下するごとに、総死亡は 6.8%増加。嗅覚が最も低下した群(四分位)では、なんと総死亡が 3.8倍に。
味覚がなくなった人を経過観察すると、味覚がある人に比べて認知症発症が多くなりますか? (予後に関する問題)
インフルエンザと確定している患者のうち、迅速検査で陽性になるのは62%、残りの38%はインフルエンザでも陰性になります。
がんなどの終末期では、在宅医療と病院での入院治療はどちらがいいのでしょうか?
これまで医療判断学として部分的に取り扱われることはありましたが、行動経済学の医療分野への活用としてここまでまとめられた類書はなかったように思います。
音楽が入ることで雰囲気ががらりと変わることがあります。医療の「空気が変わる」という表現がぴったりです。 言葉ではうまく表現できない(個人情報もあるので表現しにくい)のですが、おそらく体験した人にはその感覚をわかっていただけるでしょう。 こう…
アルツハイマー型認知症の治療については、残念ながら2018年はあまりいいニュースがなかったようです。
職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくありません。
抑うつ症状についてはウーボット群で対照群より改善がみられました。
厚労省はピアサポートは認知症についても効果があるとみて、備品代や会場使用料など経費の半額を補助する制度を新設する。
現時点では認知症に対する音楽的介入には、明確な効果があるとはまだ断言できない、というのが科学的根拠でしょう。
BMI 30以上の肥満者に食事療法や運動療法などによる減量介入を行うと、介入を行わないのに比べて、総死亡は1000人に6人少ない。
中高年の日本人では男性BMI 23-30、女性BMI 21-27における総死亡の統計学的有意差がみられず、低リスクとなっていた。
進行腺腫でない限り、追跡検査にあまりこだわりすぎなくてもよいと言えるでしょう。
進行がんのために食事がとれなくなったとき、点滴をしなければならないと思い悩むことはありません。どちらでも変わりないのですから。
糖尿病の方、がん・がん検診に関心のある方、終末期医療に関心のある方におすすめします。具体的なエビデンスが紹介されています。
まず最初にエビデンスの話をしなければ、臨床で使うかどうかの議論がはじめられません。
高マグネシウム血症について
夜間下肢こむらがえりに対して、マグネシウムの効果は認められていない。
夜間下肢こむらがえりに対するマグネシウムの効果は小さいが、妊婦さんには有効かもしれない。
終末期の方に栄養補給目的の医療行為を行ったほうがよいのかについてはっきりとした結論が出ていません。
レミエール症候群とは、フソバクテリウム・ネクロフォーラムによって扁桃炎などの先行感染から内頸静脈の血栓性静脈炎へ波及する、きわめてまれな合併症です。
収縮期血圧が120mmHg未満と、よく血圧が下がっている施設高齢者では総死亡が1.56倍多い、という結果です。
施設高齢者のうちで降圧薬2剤以上で収縮期血圧 130mmHg未満までしっかりと血圧を下げた人は、2年間での総死亡が1.8倍多くなっていました。