地域医療日誌

変化しつづける地域でともに悩み、考える医療

2. 予防についての疑問

論理より事実

糖尿病の方、がん・がん検診に関心のある方、終末期医療に関心のある方におすすめします。具体的なエビデンスが紹介されています。

がん検診を受けたほうがよいですか?

質問 40歳女性。特に症状もないのですが、どんながん検診を受けておいたほうがよいでしょうか?

関係は疎で多がよい

医療者だけではなく、他人を助ける仕事をしている人にはぜひ、手に取ってみていただきたい本です。

塩分はとりすぎもよくないですか?

塩分摂取量がもともと多い人では総死亡、非心血管死亡、血管死亡が多くなる傾向がみられています。

熱けいれんにも食塩水が有効かどうかわからない

熱けいれんの治療に等張~高張食塩水の経口摂取や電解質補充が有効?

熱中症予防に食塩をとったほうがいいですか?

熱中症の予防ではなく、熱けいれんの治療には食塩が有効かもしれない。

熱中症を予防するには?

熱中症予防のために、どんなことをすればよいのでしょうか?

血圧はしっかり下げるべき?

低い血圧目標値では心血管イベント発症が13%少なくなるものの、総死亡が5%多い傾向がみられました。

HPVワクチン、名古屋市の横断研究から

2018年の名古屋市のアンケート調査によると、HPVワクチン接種で自覚症状が多くなっていませんでした。

塩分制限で心臓病予防はできますか?

2011年の記事 塩分制限で心血管疾患死亡は減るのか? - 地域医療日誌 by COMET の更新記事です。 2011年時点では予防効果なし メタ分析(Adler, 2014年) *1 高血圧患者では心血管死亡が33%少ない傾向 厨房での塩分制限でやっと差が出た 2011年時点では予防…

膵がんの検査はしたほうがよいですか?

質問 膵がんの検査はしたほうがよいですか? 最新の検査をすればわかるという誤解 膵がん検診はすべきではない ガイドライン(U.S. Preventive Services Task Force, 2005年) *1 どんな人が検査すべきか レビュー(UpToDate, 2017年) *2 家族性膵がんとは …

心臓病をとるかがんをとるか、という究極の選択

正月を跨ぐように、コレステロールの記事はさらにつづきます。 なぜここまで拘ってかき立てるのか、今回のシリーズを読んでいただいている方はすでにお気づきかと思いますが、もう少しお付き合いください。 もうひとつの二次情報源から レビュー(DynaMed, 2…

リスクのない65歳以上では検査すら不要

高齢者の脂質異常は治療すべきか 信頼性の高い二次情報源から レビュー(UpToDate, 2017年) *1 エビデンスは世界共通言語 高齢者の脂質異常は治療すべきか さて、これまで脂質異常症の治療について、つづけて記事を書いてきました。 ここまでのところを少し…

もはやコレステロールを下げる意味がなかった

健康な人のコレステロール下げると危険? - 地域医療日誌 に続きます。 最近の研究から メタ分析 CTT(CTT Collaborators, 2012) *1 やはり死亡が増えてはいないが効果はなかった さらに新しい研究(メタ分析)も発表されています。こちらも同じような結果…

健康な人のコレステロール下げると危険?

つづきます。 リスクの低い人ではメリットがない メタ分析(Smith, 1993年) *1 治療すると死亡が増えた さらにおそろしい実態をご紹介していきましょう。 リスクが低い人にはコレステロールを下げる治療効果が小さくなる、ということをご紹介しましたが、治…

日本人は589人に1人の予防効果

コレステロールは下げなくていいですか? - 地域医療日誌 のつづきです。 日本人の研究では ランダム化比較試験 MEGA(Nakamura, 2006年) *1 相対危険が同じでも治療効果はちがう? 予防できるのは589人に1人 日本人の研究では それでは、日本人の研究では…

コレステロールは下げなくていいですか?

コレステロールの話題、さらにつづきます。 これまでの研究でわかったこと 低リスクでも下げると心臓病は少ないが・・・ ランダム化比較試験 WOS(Shepherd, 1995年) *1 プラバスタチンで31%少ない これまでの研究でわかったこと 日本人では、総コレステロ…

むしろコレステロールが低いほうが危険

日本人の研究からわかるコレステロールのリスクの実態 - 地域医療日誌 につづきます。 もうひとつのコホート研究も同じ結果 JMSコホート研究(Nago, 2010) *1 総コレステール 240mg/dL以上でも総死亡に有意差なし 低コレステロールでは脳出血、心不全、がん…

日本人の研究からわかるコレステロールのリスクの実態

コレステロールはリスクになりますか? NIPPON DATA 80 コホート研究(Okamura, 2007年) *1 ほとんど有意差がなかったのがコホート研究の実態 コレステロールが低い人のほうが死者数が多い コレステロールはリスクになりますか? コレステロール値を下げる…

低炭水化物スコアとぽっちゃりについて

以前の記事、それでも日本人だけは大丈夫? - 地域医療日誌にコメントをいただきました。ぼくの記事を読んでいただき、さらにコメントまでいただけるなんて、とても嬉しいです。ありがとうございます。 低炭水化物スコアで比べている ぽっちゃりとはどんな様…

認知症は本当に増えているのか?

認知症は高齢者の15%? - 地域医療日誌 につづきます。 フラミンガムから コホート研究(Satizabal, 2016年) *1 年齢調整では認知症は少なくなっていた フラミンガムから 米国の有名なコホート研究 Framingham Heart Study(1948年から調査が開始され、現在…

幹線道路の近くに住む人は認知症が多かった

交通量と認知症の関係 コホート研究(Chen, 2017年) *1 幹線道路から50m未満で認知症が7%多い 少し前に「幹線道路沿いに居住で認知症リスクが高まる」という記事が掲載されていました。 認知症の発症と自動車の関係を示唆するものでしょうか? 論文を確認し…

ぜんそくに防ダニベッドカバーは効果あり?

質問 子供がぜんそくと言われたのですが、ダニの駆除などをしたほうがいいんですか? お部屋はよく掃除しているんですが・・・。 ダニを排除してもあまり効果がなかった 防ダニベッドカバーで改善するか? ランダム化比較試験(Murray, 2017年) *1 重度の発…

認知症は高齢者の15%?

認知症は3秒に1人が発症 認知症高齢者は462万人 認知症は15%もいるのか? 過去の疫学調査では4-11% 厚労省の横断調査結果から 厳格に評価すれば認知症は多くなる 認知症は3秒に1人が発症 9月21日は「世界アルツハイマーデー」でした。認知症に関する…

せん妄予防についての最近の研究まとめ

結果にばらつき システマティックレビュー(Walker, 2016年) *1 せん妄予防については、以前記事にしたことがあります。 www.bycomet.tokyo 抗精神病薬の治療が微妙な結果で、それなら予防できたらいいのでは、ということでこの論文を読んでみました。 入院…

歯磨きは電動歯ブラシのほうがいいですか?

歯科では積極的にすすめられなかった電動歯ブラシ メタ分析(Yaacob, 2013年) *1 電動歯ブラシで歯肉炎スコアが11%低い 害はなかった 歯磨きは1日2回 ぼくは長年、電動歯ブラシを使っています。 パナソニック 電動歯ブラシ ポケットドルツ 白 EW-DS18-W …

家族が水痘にかかったら72時間以内にワクチンを

質問 家族が水痘にかかったのですが、今からワクチンをやっても間に合いますか? 水痘は自然に治るがかからないほうがいい 家族内発症が多い メタ分析(Macartney, 2014年) *3 水痘は自然に治るがかからないほうがいい 水痘は水痘・帯状疱疹ウイルス(varic…

胃がん検診(胃X線検査)で胃がん死亡が半減?

総死亡で検索したいが・・・ 論文がない がん検診のあり方に関する検討会 5件のコホート研究 総死亡で検索したいが・・・ 胃がん検診が話題になっています *1 胃X線検査は長年行われていますが、効果はどの程度確認されているのでしょうか。 いい機会ですの…

PPIに食道がん予防効果はあるか

質問 プロトンポンプ阻害薬を長年飲んでいたほうが、食道がんになりにくくなるのでは? メタ分析(2014年, Singh) *1 PPIで食道腺がん+高度異形成が71%少ない メタ分析(2017年, Hu) *2 PPIに効果なし 結論が変わった理由 このような質問を受けました。さ…

薬でせん妄を予防できますか?

やはり抗精神病薬は安全ではなかった? - 地域医療日誌 につづきます。 入院中のせん妄予防 ランダム化比較試験(Hatta, 2014年) *1 ロゼレムでせん妄が91%少ない 入院中のせん妄予防 入院時のせん妄の有病率は11-33%、入院中のせん妄の発症は高齢者の3-56…

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