地域医療日誌

新しい医療のカタチ、考えます

本の紹介

認知症本人の情報発信

2019年6月19日、認知症施策推進大綱が関係閣僚会議で決定されました。認知症の人が暮らしやすい社会を目指す「共生」と、発症や進行を遅らせる「予防」が2本柱となっています。

すべての人を疑う前提からは新しいものは生まれない

実験思考、というからには、この本自体もひとつの実験になっています。柔軟というか、視点を変えるのが上手というか。プロジェクトや起業に興味のあるかたは、ぜひご一読を。

総合診療は残りものだった

中山書店のスーパー総合医シリーズ(全10冊)の最新刊「総合診療医の果たす役割」です。 総合診療医であるわれわれはどんな医者で、どんな診療をし、どんな教育や研究をしているのか。日本の総合診療の歴史的経緯についても正面から書き記された、後世に残る…

にしこく編集室、はじめました

にしこく編集室、本格的な活動を開始しました。にしこく編集室は、地域で新たなプロジェクト「高齢者に音楽を届けよう!」を実行する情報拠点となるオンラインサロンのことです。

処方行動がかわる特集号

ほんの紹介(宣伝)です。 今年も恒例の特集号が出版されました。 薬局 2019年1月号 特集 「Evidence Update 2019 ― 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する ― 」 [雑誌] ここ数年、1月号で出ていますので、楽しみにしています。ぼくも書いています…

行動経済学を医療へ活用する

これまで医療判断学として部分的に取り扱われることはありましたが、行動経済学の医療分野への活用としてここまでまとめられた類書はなかったように思います。

上映会からコミュニティへ

地域医療編集室企画イベント、ドキュメンタリー映画「パーソナルソング」上映と意見交換会の第二弾を開催いたします。

高齢者フレンドリーな地域へ

高齢者フレンドリーな社会へ、地域全体がアップデートを迫られているような気がします。

情報検索、人の手は限界 ハンドメイドからデジタルの時代へ

もう専門家が人の手(ハンドメイド)で作成した情報源では、それが紙であろうとデジタルであろうと、追いつかなくなっています。

老いがいの時代へ

「〈老いがい〉の時代―日本映画に読む」 (岩波新書) の紹介です。

論理より事実

糖尿病の方、がん・がん検診に関心のある方、終末期医療に関心のある方におすすめします。具体的なエビデンスが紹介されています。

なぜと聞くからうまくいかない―対話型ファシリテーションを使おう

「なぜ?どうして?」とたずねたくなったら、それをぐっと飲みこんで、「それはいつだったの?」「どこで?」「誰と?」「何を?」という質問に置き換えてみましょう。

関係は疎で多がよい

医療者だけではなく、他人を助ける仕事をしている人にはぜひ、手に取ってみていただきたい本です。

データを読めないエリート医師たちが混乱を招いた

医学的な正しさには派閥がある

交換から贈与へ

医療や介護サービスも「交換モード」の傾向が強くなったために、癒し手が不在になりつつあるのかもしれません。

音楽と医療のあいだ

音楽と医療の対話 音楽は耳で聴く? 多様性と調和 音楽と医療の境界はあいまい 音楽と医療の対話 ぼくがずっと考えてきたテーマ「医療✕音楽」を正面から取り扱った本。偶然、書店の特設コーナーで見つけました。 ちょっと興奮しています。書店のセレクション…

恒例の特集で「EBMの実践」を考える

今年も同じ特集が 同じことは日々の業務の敵か 今年も同じ特集が 今年も南山堂から雑誌「薬局」の特集「Evidence Update 2018」が発刊されています。 薬局 2018年 1月号 特集 「Evidence Update 2018 ― 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する ―」 […

医学教育で進歩しているのは自分だった

書評です。久しぶりの医学教育関連書籍のご紹介です。 研修医指南書「今の若者は・・・・・・」って、嘆いていませんか? 指導医講習会の基本的エッセンスを押さえた本です。 例えば、エビングハウスの忘却曲線、ジョハリの窓、マズローの三角形、One-minute …

診療所医師の指南書となるだろう

短絡的な解決を期待する時代 またも翻訳本が出版 癒し手であれ 本の紹介です。今回ご紹介するのはこちら。 医の知の羅針盤 良医であるためのヒント 短絡的な解決を期待する時代 せわしなく動いていると、じっくりと時間をかけて何かに向き合うということがで…

このブログで何ができるようになりますか?

ブログで何ができるようになるのかなんて考えてなかった このブログでできること 1.もう少し健康を気にかけずに暮らせるようになるかもしれません 2.その理由や判断材料がはっきりします 3.エビデンスをどう使うかが身につきます ブログにも参考になる…

基本研修ハンドブックが5年ぶりの改訂

本の紹介です。 ぼくも少しだけ関わっておりますので、宣伝という形になります。 興味ある方は、ぜひともクリックを(笑)。 日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 作者: 日本プライマリ・ケア連合学会 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 2017/…

医療で老化に立ち向かうことはできない

長生き欲に蝕まれた日本 そろそろ洗脳から目覚めよ 本の紹介です。 65歳からは検診・薬をやめるに限る! ―高血圧・糖尿病・がんはこわくない 著者献本、深謝いたします。 長生き欲に蝕まれた日本 長寿の人が敬われる日本の文化、それは喜ばしいことかもしれま…

薬剤師の役割が大きく変わりつつある?

恒例の企画、第4弾 薬剤師たちがアツい 恒例の企画、第4弾 雑誌の紹介です。 毎年恒例となりました年初の企画、南山堂の月刊誌「薬局」2017年1月号の特集「Evidence Update 2017」です。 薬局 2017年 01 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 201…

「薬の最適化」という処方箋はどうですか?

雑誌の紹介です。一般向けです。 文藝春秋 2016年 11 月号 [雑誌] では、大型企画「健康寿命を伸ばす」が掲載されています。 この企画のなかで「65歳からの薬の飲み方」という鳥集徹さんの記事が掲載されています。対症療法、糖尿病、高血圧、脂質異常、認知…

認識の谷間に灯をともす

伝えたいこと? 楽しさを伝える わかりやすさの限界は中学で学んでいた ブログを開設して8年。これまでをふりかえりながら、地域医療日誌のあゆみ - 地域医療日誌 by COMET を書いてみて、考えたことを少し書き留めておきたいと思います。 伝えたいこと? …

つぶやきカルテ入力

音声入力の時代到来? カルテ入力をつぶやきで 音声入力の時代到来? 何かいつのまにか、音声入力は大変優秀になっていました。 この記事も音声入力で書いています。 もちろん、まだ音声入力だけで文章のが完成することはありません。そもそも、句読点がつき…

医者を選ぶための5つのポイント

医者の選び方 医者を選ぶための5つのポイント 覚え書きです。 癒しについて考えています。まだ頭の中がまとまっていませんが、秋に向けて少しずつ整理していきたいと思います。それまでは断片的な散文を書いてしまうかもしれません。 バーナード・ラウンさ…

冷酷なエビデンス、あたたかな癒し手

癒しについてさらに考える エビデンスの冷酷さに向き合う こちらの記事のつづきになります。 そして癒し手は誰もいなくなった - 地域医療日誌 癒しについてさらに考える バーナード・ラウンさんの本を入手しました。古い本ですが、原著と日本語訳です。これ…

偏差値とかドリルというコトバに弱かった

あのドリルやってます 臨床の世界に正解はない あのドリルやってます 話題の外来診療ドリル、ぼくもやっています。200問もあるのでしばらく楽しめそうです。ありがとうございます。 いつもお世話になっている先生方の著書でもあり、質の高さはもちろん言うま…

癒し手としての医者

医者は今でも癒し手か? 本当に恥ずかしい話なのですが、(というか、たまにこういうことを経験するのですが、)英文の原著を買って手にしたものの、いつか読むだろうと「積んどく」。 数年たって、今度は日本語訳が出版されてしまいました。 迷った挙句に翻…

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